in the morning rain

ロンドンに留学している大学生のブログでした

アウトプットはじめ

いままでブログを書くということに興味を持ったことが全くなかったわけではないが、少なくとも今日朝起きた時点で今晩自分がこんな文章を書いていることになるなんてこれっぽっちも想像していなかった。授業が終わり、お昼をサブウェイでとり、午後の予定も特にないので、本を読もうと居心地の良さそうなカフェに入る。席に着くとまずスマホを開きSNSを確認。いつものことだ。しばらくスマホをいじっていると、友人のブログがたまたま目に入ってきた。彼のブログは、映画や音楽、ファッションなど、若者カルチャー全般について紹介や、彼の日記が主な内容だ。どうやら彼のある記事がネット上で少し取り上げられているらしい。その記事に目を通し、それから他の記事も読んでみる。なるほど、なかなかおもしろい。次々と他の記事を開いてしまう。彼の文章から伝わってくる、知識量、行動力、そしてそれらを支えているであろう読書量に圧倒された。このブログの存在自体は知っていたが半年ほどチェックしていなかったし、どうやら彼もつい最近になって本格的に書き始めたようだ。彼とは実はそこまで親しいわけでなく、連絡も半年以上とっていなかったのだが、だからこそか彼の進化ぶりに軽い衝撃を受けた。そんなこんなで彼の文章を読み進めるうちにこんな内容の文章に出会った。彼が文章を書いているモチベーションの一つはアウトプットだと。自分が日々出会った面白かったものを「なんか」良かったや「なんか」面白かったで終わらせないようにするためだと。インプットするだけではダメで、アウトプットすることでそれらを自分の血肉とするそうだ。

この文章がスマホを閉じたあともしばらく頭に残っていて、それがいまに至るわけだ。普段から本や音楽や映画、また日々の生活のなかで感じることの自分のなかでの消化が不十分であるなとは実感していたことだ。しかしその方法もわからなかったし、まぁこれでいいだろうと思っていた。それが、彼の文章に出会ったときに、自分のことを的確に言い当てられ、僕の思考のごちゃついていた部分がすっと整理されたような気がしたのだ。

このブログになにが書かれていくかも、もしかするとこれが最初で最後の投稿になるかもわからないが、とにかく思いつきと興奮のまま筆をとってしまった。

いまはひとりでも多くの人に読んでほしい、というような気持ちよりも照れくささが勝っているものの、誰かの1日が少し良くなったり、誰かの思想になんらかの刺激を与えられたりできたならそれはとても嬉しいことだろうし、文章を書く意義であろう。

先述したようにはじめは自分のアウトプットの場となっていきそうではあるが、見守っていただければ幸いである。